全日本大学野球連盟は17日、10月24日に行われるドラフトに向けたプロ志望届提出者を更新した。この日は六曜の大安ということもあり、新たに14名が追加で発表され、合計72人となった。

 プロ注目選手が多数揃う富士大は7人が提出した。最速148キロ左腕の佐藤 柳之介投手(東陵)は、奪三振の力の高さとキレのあるスライダー、チェンジアップを武器に好投を続け、大学日本代表候補にも選出された。3年時には夏の大学選手権大会で2勝あげると、秋の明治神宮大会でも上武大から完封勝利をあげるなど、全国の舞台でも躍動している。今秋のリーグ戦でも3季ぶり優勝に導く好投を見せるなど、最後までプロ入りに向けてアピールを続けている。

 野手の注目は麦谷 祐介外野手(大崎中央)。力強いスイングから繰り出すパワーに50メートル5.8秒の脚力も兼ね備える。昨年は大学選手権で青山学院大の下村 海翔投手(九州国際大付・現阪神)、明治神宮大会では現広島の常廣 羽也斗投手(大分舞鶴・現広島)から本塁打を放つなど、ドラフト1位右腕2人を攻略して存在感を示した。走攻守で躍動し、見るものを魅了するドラフト上位候補から目が離せない。  

 富士大以外にも遊撃手として軽快な守備と脚力に自信を持つ九州産業大の浦田 俊輔内野手(海星)、北陸リーグで3冠を獲得したスラッガー・金沢学院大の井上 幹太外野手(神村学園)ら、大学日本代表候補に選出された実力者が名を連ねている。

【9月18日時点での大学生プロ志望提出者一覧】

八戸学院大 加藤 響(金足農)

八戸学院大 平尾 柊翔(春日部共栄)

富士大 佐藤 柳之介(東陵)

富士大 安徳 駿(久留米商)

富士大 長島 幸佑(佐野日大)

富士大 坂本 達也(博多工)

富士大 渡邉 悠斗(堀越)

富士大 佐々木 大輔(一関学院)

富士大 麦谷 祐介(大崎中央)

東北福祉大 島袋 皓平(沖縄尚学)

城西国際大 菱田 万尋(松商学園)

城西国際大 山本 倫彰(飛龍)

城西国際大 安藤 銀杜(享栄)

創価大 上原 裕樹(関西創価)

創価大 田代 涼太(帝京)

創価大 中澤 英明(八戸学院光星)

創価大 大城 龍馬(日大三)

創価大 森畑 侑大(創価)

東京国際大 中川 武海(神村学園)

東京国際大 山田 和(日大三)

東京国際大 今井 亮太(広島新庄)

早稲田大 鹿田 泰生(早稲田実)

早稲田大 印出 太一(中京大中京)

早稲田大 山縣 秀(早大学院)

早稲田大 吉納 翼(東邦)

慶應義塾大 清原 正吾(慶應義塾)

慶應義塾大 水鳥 遥貴(慶應義塾)

早稲田大 中村 敢晴(筑陽学園)

國學院大 坂口 翔颯(報徳学園)

國學院大 シャピロ・マシュー 一郎 (國學院栃木)

國學院大 柳舘 憲吾(日大三)

中央大 山田 将義(二松学舎大附)

中央大 櫻井 亨佑(習志野)

東洋大 一條 力真(常総学院)

東洋大 柿本 晟弥(東洋大姫路)

東洋大 岩崎 峻典(履正社)

帝京大 川﨑 翔陽(金沢龍谷)

日本体育大 寺西 成騎(星稜)

日本体育大 箱山 優(日体大柏)

明星大 柳沼 勇輝(帝京)

神奈川大学 石井 将吾(相洋)

神奈川大学 庄子 雄大(横浜)

桐蔭横浜大 加田 拓哉(帝京)

桐蔭横浜大 伊吹 聖矢(帝京第五)

愛知工業大 中村 優斗(諫早農)

愛知産業大 山口 慶十(中部商)

名城大 岩井 天斗(享栄)

愛知学院大 末田 龍祐(大分商)

愛知学院大 瀧野 真仁(中京)

中部学院大 森 翔太郎(熊本工)

東海大静岡キャンパス 宮原 駿介(静岡学園)

岐阜協立大 髙木 寛夢(市立岐阜商)

岐阜聖徳学園大 横尾 慎一郎(島田樟誠)

中部学院大 田中 恵亮(八戸学院光星)

金沢学院大 井上 幹太(神村学園)

関西大 金丸 夢斗(神港橘)

立命館大 竹内 翔汰(創志学園)

大阪経済大 林 翔大投手(乙訓)

大阪経済大 柴﨑 聖人外野手(岐阜第一)

大阪商業大 渡部 聖弥選手(広陵)

甲南大 岡本 駿(城南)

奈良教育大 是澤 太陽投手(郡山)

阪南大 松本 築(遊学館)

神戸医療未来大 牟田 稔啓(香椎)

香川大 深谷 蓮投手(倉敷天城)

西南学院大 茶屋野 洋輝(熊本学園大学附)

西南学院大 馬場 祥立(筑陽学園)

九州共立大 笹原 愛斗(真颯館)

九州産業大 荒木 誠也(戸畑)

九州産業大 浦田 俊輔(海星)

九州産業大 木村 駿太朗(大分舞鶴)

東海大学九州キャンパス 廣池 康志郎(都城農)